次の場所へと導いてくれる人

2021 10/01

こんばんは。
毎月一回は書く予定がかなり久々の更新になってしまいました(実は下書きは沢山あったりします)が、本日は私なりに人材について書いてみたいと思います。

最近はクライアントから採用関係の相談(主にEC関連のスタッフですが)をされることも増えて来ました。

大手企業だけでなく、中小企業でも毎年採用サイトをアップデートしている企業が増えていることからも、良い人材を確保することが優先順位の高い事案となっている状況なのは明らかだと思います。

弊社のような吹かなくても飛んで行ってしまうような小さな会社にも外部パートナー希望のお問い合わせをほぼ毎日のようにいただきます。

基本的にはポートフォリオを確認して、弊社と方向性や考えて方が似ていると感じた方にのみご返信をさせていただいておりますが、業界経験が浅く判断材料となりうるポートフォリオがなくても、なぜか返信したくなるような方もいたりします。

そこで、最近考えているのが、「良い人材」とは「どんな人材なのか?」ということです。

そのことについて、考えさせられる機会があったため、今回はあくまで弊社にとっての良い人材とはどんな人材なのか?について書いてみたいと思います。

目次

闘う覚悟ができているかどうか

私どもの業界では、制作会社に何年か勤めた後、独立してフリーランスになり、会社化するといった流れが多いと思います。

独立を考えている方からの相談も時々受けることがありますが、少なくとも私の周りでは、いきなり辞めて、この業界に飛び込んでくる方の方が生存率は高いような気がします。

かくいう私も、相談というか話をしたのは同じ時期に独立を考えていた方、たった一人だけです。(ちなみに両親には事後報告でした)

制作会社に勤めたこともないので、業界内の知り合いも数えるほどでしたし、コネなんて余裕でありませんでした。

それでもここまで生き延びて来れました。

もちろん、一番の要因は周りに恵まれていたからだと思いますが、命を削る覚悟で働いて来たことも事実ですし、今でもそれは変わりません。

3年に一度の定期入院がそれを証明しています。(実話です)

勉強ができる人が仕事ができるとも限りませんし、優秀な人が出世するとも限りません。

それは仕事だけでなく、プライベートにも当てはまるのではないでしょうか。

白馬の王子様を待ち続けるだけの少女が王子様と出会うこともなければ、誰とも関係を持とうとしない少年にガールフレンドができることも絶対にないのです。

今は戦うための剣や盾を持っていなかったとしても、自分の未来に対し、リスクを背負う覚悟と勇気を持ち、全力で闘う。

そこが地獄か天国か分からなくても、躊躇なく飛び込み、最後の最後まで決して諦めることなく闘う。

たとえ、その闘いに負けたとしても、全力で闘うことと、逃げ道を用意しながら闘うことでは、その先の未来は違ったものになるのではないでしょうか。

終身雇用制度の終焉

これはすでに多くの方が認識していることだと思いますが、日本はすでに経済大国ではありません。

今やアジアの小さな島国であり、永遠に続くと思われていた終身雇用制度も終焉を迎えつつあります。

特に三重のような過疎化が進む典型的な地方都市の未来は果てしなく暗いような気がします。

真面目に勤めさえすれば、仕事の出来不出来に関わらず、普通の生活が送れる。

そんな生まれた頃から当たり前のように存在していた「当たり前」が崩壊した今、それを立て直すのは容易なことではないと思います。

どう考えても、日本の未来はとても厳しい状況にあることは間違いないですが、何もかもが悪くなったとは思いません。

SNSの普及で自分のメディアを持つこともできるようになりましたし、捉え方によっては、逆に今がチャンスなのかもしれません。

少なくとも、私のような家族や親類にさえダメ人間として烙印を押され見捨てられた人間でも、社長になれる時代なのです。(なりたくてなった訳ではありません)

誰を隣に置くのか?

個人的には「誰を隣に置くのか?」ということ、簡単に言うと「誰と生きるのか?」で未来は変わってくると考えています。

例えば、RPGでは、特定のキャラでしか開けることができない扉や宝箱があったりします。

その人がいることで自分一人では辿り着けない場所に行けそうな気がする。

その人がいれば、一緒に成長しながら、どんな困難も乗り越えていける。

次の場所へと導いてくれる人。

それこそが私たちの求める「人間」です。

私たちはラップトップという相棒と一緒に今日も明日も明後日も闘いを続けます。(かれこれ12年くらいは365日営業を続けています)

基本、夜行性なので日中は仕事スイッチが入るまではフラフラフラミンゴになっていることも多々あります。(超絶無愛想だと言われます)

それでも頑張ろうと思えるのは、一緒に闘ってくれる仲間がいるから。(ほとんどが社会不適合者です)

その仲間と一緒に見たい景色があるから。(飛行機に乗れないので国内限定です)

夢を見て、叶えたいと願い生きることが悪とされる世の中になったのは一体いつからなのでしょうか。

今回の動画

The Verveの1997年の大ヒット曲「Bitter Sweet Symphony」。

本曲のサビで何度も繰り返し歌われる「俺は変われる」という言葉と共に、どんな困難があっても、ただひたすら自分たちが信じる道を真っすぐ歩き続けるという決意がこの動画になったと言われています。

ちなみのこの曲のイメージを決定づけているストリングスはローリング・ストーンズのマイタイムという曲のフレーズをサンプリングしたもので、版権を持つストーンズの悪名高い元マネージャー、アラン・クラインから印税収入の100%を要求されて、世界中で大ヒットしたにも関わらず、メンバーの印税収入はゼロだったようです。

しかし、この曲が収録された、3rdアルバム「Urban Hymns」は1000万枚を超える大ヒットとなり、みんなお金持ちになったとのことです。

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